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新任教員挨拶(野畑伸芳)

経営学科 教授 野畑伸芳

 本年4月から本学でお世話になっています。現在、経営学部、法学部、保健医療学部の1・2年生対象に英語の授業を担当しています。

 これまで、岐阜県内の中学校、商業高校、普通科高校、情報・デザイン系専門学校など異なる校種の8つの学校で勤務しました。これらの学校で、多様な学力や様々な学習動機・目標をもつ生徒や学生に英語の学習支援をしてきた経験をもとに、朝日大学の学生の英語力向上に専念したいと思います。

 大学生の皆さんは、中学校や高校で受けてきた英語学習についてどのような感想をもっているのでしょうか。中学・高校時代に真面目に英語の勉強をしたけれど、英語を聞いたり、読んだり、話したり、書いたりすることは、今でも苦手だと感じる人は多いと思います。授業や家庭学習の中で単語や文法規則、語法を学習するとき、ネイティブスピーカーが英語を使うときの心理や意識まで理解し、それを暗記して実際に使ってみる。そんな学び方を進めていきたいと思います。

 本学での英語教育にあたって実践的な研究のテーマとしているのは次のことです。

・英語教科書の評価及び効果的な活用に関する研究

・英語授業における動詞語彙の効果的な学習法に関する研究

・中学校、高校及び大学の英語学習者を対象に語彙力を増強する学習教材の開発

 かつて大学の教育学研究科で英語教育学について学んだ際に、外国語教育の目的及び学習者の興味・関心と生活体験に即した教材開発を目指しました。また、英語の動詞を系統的、効率的に習得させるため、自動詞と他動詞における意味と統語の相互関係や動詞と共起する名詞(主語・目的語・補語)の素性による分類も行いました。その際、英語教科書の中で使用される動詞語彙の使用頻度を分析することによって、教科書の効果的な活用法を研究しました。

 本学では、現在使用している教科書を十分活用して、学習者の「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を高めたいと思います。実践を通して今後進めたい研究領域は次のことです。

・第二言語(母語の他に二番目に日常よく使う言語)を習得していく言語習得理論の構築

・第二言語における音韻・形態素・語彙・統語構造の習得及び談話構造習得の研究

・教室での外国語・第二言語習得のための教授・学習ストラテジーの研究

 これまで、生徒に対して、「自分と社会との繋がり、学ぶことと社会との繋がりを意識し、必要な知識・技能を身に付けてほしい。人の役に立ちたいと願うときにこそ、人間の能力は伸びる。仕事を通して周囲の人々の役に立ち、その人たちの笑顔を作ることによって社会を明るくする人になってほしい。」と話してきました。朝日大学で学んだ学生の英語が、将来、彼らと社会を繋ぎ、社会の中で人の役に立ってくれることを願っています。

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