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カネ井青果と中央卸売市場を見学して

経営学部経営学科1年 小森悠貴

私たちは7月1日に仲卸業者であるカネ井青果株式会社と岐阜市中央卸売市場を見学した。カネ井青果では、仲卸だけでなく、対面販売、給食、パッケージ等を行うグループ会社も運営している。カネ井青果は、過去10年で売上を2倍以上に伸ばしているが、その強みの一つに顧客の広さが挙げられる。仲卸業者としては平均3~4社との取引が一般的なところ、カネ井青果はスーパーや生協、ドラッグストアや道の駅など幅広く取引を行っている。なお販売においては、定期的に商談を行い、既存の取引先と青果の価格を決定している。また、コストコやロピアなど他県から新規参入したスーパーに対しても積極的に商談を行うことで、全国にそのシェアを拡大している。仕入においては、JAなどの出荷団体を通す取引の他に、団体に属さない生産者と直接仕入を行っている。そして、仕入と販売における徹底した情報共有も強みである。LINEやInstagramなどを用いて、生産者から生産状況をリアルタイムで受信し、取引先に集荷状況を発信することで、迅速かつ柔軟な取引を実現している。今回の見学で食品流通における情報の重要性を知ることができた。

中央卸売市場では、岐阜市や仲卸業者が主催となり「親子市場見学会」や「梅ジュースづくり体験」を開催している。市場の低下や若者の野菜離れが問題視される昨今において、多くの人々に市場の存在意義と魅力を伝える重要な役割を担っている。

今回の見学を通して、身近な場所で新鮮な青果が購入できるありがたみを改めて実感した。これからは生産者だけでなく、円滑な流通を実現する卸や仲卸の見えない努力にも感謝をしながら野菜を食べていきたいと思う。

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