私は経営学部の派遣学生として、2023年2月20日~24日の5日間、ベトナムのホーチミンでの短期海外研修に参加した。この研修に私が応募した理由は、日本との働き方の違い、食文化の違いなどベトナムの社会や文化に興味があったからである。
私が現地についてまず初めに驚いたのが交通量である。ベトナムでは車が日本の2.25倍の値段で売られており、また日本と比べ平均賃金が低いためほとんどの人が四輪車には手が届かないのが現状である。そのため原付バイクが道の端から端までいっぱいである。交通マナーも取り締まりが厳しくないため、バイクが歩道を走っていたり、信号を守らない人も多く見受けられた。日本がいかに安全な国であるかを再認識する機会になった。
5日間の中で多くのベトナム料理を食べる機会があった。ベトナムはフランスの領地下にあった歴史があるためベトナムフレンチというフランスの影響を受けた料理も数多くあり、バインミーというフランスパンに肉と野菜を挟んだ食べ物など様々ある。コーヒーには驚いた。ベトナムのコーヒーはブラックコーヒーでも甘く、苦いコーヒーが一つもなかった。日本ではあまり使われないパクチーや、ベトナムの国の花とされている蓮の茎を使った料理、近くのメコン川でとれたナマズを使った料理など日本では出会わないであろう食材も食べる貴重な体験ができた。このような意外性のある食べ物なども多く口にしたが、どれもおいしく躊躇なく食べることができたことからベトナム料理のレベルの高さがうかがえる。
5日間の生活ではベトナム語、英語を主に利用した。ベンタン市場では価格交渉の際に英語とベトナム語を使い、値下げを要求したり、ホテルではカードキーが壊れた際、その説明に英語を使うなど、研修以外の場面では外国語を利用する機会が多くあった。この経験を経て言語学習の大切さについて改めて実感することとなった。この研修では積極的に様々なものに関心を持ちチャレンジした。今後の学生生活において、この前向きな姿勢を生かし様々なことにチャレンジしていきたい。
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