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お国自慢〔ミャンマー〕(シェィン・ボーチョウ)

経営学科4年 シェィン・ボーチョウ

 皆さん、こんにちは。私はシェィンボーチョーと申します。ミャンマーから参りました。2015年 9月に来日しました。今 4年目になります。朝日大学経営学部経営学科で学んでいる 4年生です。ですからもうすぐ卒業します。

 私は卒業したら旅行会社で働きたいと思います。そこでここでは、ミャンマーの観光について、少しみなさんに紹介させていただきます。ミャンマーに遊びに行ったら、ぜひ行って欲しい、食べて欲しい、買って欲しい、その三つについて書きます。

 まず一つめ。是非行って欲しいところは「バガン」というところです。ヤンゴンからバスで 5時間くらい、飛行機なら30分くらいのところにあります。9世紀から13世紀の間に建てられた、3000以上のお寺があります。どこを見まわして指を差してもそこにお寺が絶対ある、と言われるほど、お寺がいっぱいです。その時代のミャンマーは豊かで、誰でもお寺が作れる、一つの家族で一番大事なお父さんがいなくなっても、残っている家族の生活は苦しくなくて、お寺が建てられるほどだったと言われています。そして 一ヶ月ほどバガンにいても、全てのお寺に行くのは難しいとも言われます。それぐらいお寺がどこにでも、たくさんあります。

 もう一つのポイントは、「バガン」は今年の7月に世界遺産に登録されました。それはミャンマー人である私としては、すごく嬉しいことです。ここで皆さんに注意してほしいことがあります。それはミャンマーの主な宗教は仏教なので、お寺やお坊さんが住んでいる僧院がたくさんあります。そこに行くときは靴をはいてはいけません。もちろん靴下も一緒です。そして膝が見えるスカートやズボンもはいてはいけません。それだけは皆さんご注意ください。

 二つめの、是非食べて欲しいものは「モヒンガー」という、魚で作ったスープです。入っている材料はナマズという魚、ひよこ豆、ニンニク、たまねぎ、塩、コショウ、ナンプラーなどです。入っている材料が多いほど作るのも手間がかかります。胡椒や唐辛子が少し入っているので、ちょっとスパイシーな味ですが、だからこそ美味しいと言われます。スープの色は作る地域によって茶色や赤色になりますが、基本は茶色です。そこに麺を入れて食べたりします。そして、自分のお好みで、ゆで卵や、豆の天ぷらも一緒に入れて食べると美味しいです。7割のミャンマー人たちは、朝食として食べています。ナンプラーが入っているので、外国人にとっては 最初は苦手だと思いますが、食べれば食べるほど美味しいです。ここにも皆さんに気を付けてほしいことがあります。モヒンガーだけではなく、偉い人や年上の人と食事するときは、自分が先に食べてはいけません。その人が食べ始めるまで待ちましょう。それはミャンマーの基本的なマナーです。

 三つめとして、是非買って欲しいものは、「ロンジ」と呼ばれる民族衣装です。男性用と女性用の言い方は別にありますが、 共通の呼び方は ロンジ です。最近、海外の文化やファッションが国内に流行して、着る人の割合が減ってきましたが、6割以上の人がまだ着ていると言われています。ロンジの模様と柄は男性と女性では違います。男性のほうの色は基本黒、赤、青、緑が多くて、柄はストレートや無柄のほうが多いです。女性用のロンジは女性らしく薄い色が多くて、水玉模様や花の模様がよくはかれています。値段は男性用も女性用もあまり変わらず日本円にすれば800円で買えます。安いので、皆さんがもしミャンマーに遊びに行ったら是非買ってください。

 ミャンマーのことについて色々書きましたが、最後に繰り返させてください。

1.是非 行って欲しいところ 「バガン」

2.是非 食べて欲しいもの 「モヒンガー」

3.是非 買って欲しいもの 「ロンジ」

その三つだけ覚えていただくと幸いです。

(第18回岐阜県内外国人留学生日本語弁論大会発表原稿に加筆修正)

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