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通関士試験合格について(長谷川雅哉)

経営学科4年 長谷川雅哉

 私は大学入学時から、この資格の取得を目標の1つとしていました。通関業に対しては、銀行や船会社、保険会社など、貿易取引に携わるほかの業種と違い貿易独自の仕事なので、最も貿易らしいとの印象を持っています。また大学卒業後は貿易関係の仕事がしたいと考えており、貿易業界で唯一の国家資格である通関士を取得することには大きな意味があるためです。

 この試験の合格に向け、1年前から学習を始めました。合格するためには、試験科目の3つそれぞれで6割以上の得点が必要であり、苦手分野を作らないよう試験範囲全てを分け隔てなく学習することを心がけました。基本は法律に関する問題で、要点を押さえて覚えれば難なく解くことができますが、通関実務の科目には苦戦しました。延滞税や関税などの税額計算や統計品目番号の選択といった実務的な問題が多く、解き方を覚えても慣れない作業で時間がかかり、正答率もあまり高くありませんでした。私はあまり器用な人間ではないため、対策としてひたすら過去問を解き続け、試験当日までに合格点が取れるよう仕上げました。

 目標の1つであった通関士試験に3年次の2019年11月に合格(第53回通関士試験)でき、一段落つきました。3年の夏は長期インターンシップも重なったため、時間のやりくりに苦労しましたが、無事に合格できホッとしてします。今後はこの試験での経験が活きてくる貿易業界での就職に向け、今まで通り勇往邁進していきます。合格率が10%ほどの試験ですが、しっかりと対策をすれば合格できます。私の結果を受けて、挑戦してみたいと思う人が現れたら嬉しいです。

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