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コロナ禍と、秋の夜長はジグソーパズル(中垣勝臣)

中垣勝臣

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、朝日祭の中止が決まった。年始以降のあらゆる学内外行事がそうだ。卒業式、入学式、海外研修、学外研修などなど。講義やゼミも遠隔となり、学生と顔を合わせることも少なくなった。講義中にしゃべっている学生に向かって、「そこ、うるさい!」と注意するのが懐かしくさえ思えてきた。そんなステイ・ホームの今日この頃。

 昨年の朝日祭では、米田先生、矢守先生とともに、「休憩所」を運営した。そこでは無料のコーヒー、紅茶と、ジグソーパズルを提供した。その名も「Puzzle Café Guillaume」。ホット・ドリンクを飲みながら300ピースのパズルを組み立てる、というコンセプト。予想以上に繁盛して、みなさん、優雅に午後のひとときを楽しまれたようだった。

 私自身、ジグソーパズルは好きで、幼少のころからよく作った。最大のものは18、9歳のときに作ったブリューゲルの『バベルの塔』で、5000ピースを超えていた。しばらく実家の壁に飾ってあったが、歪んで色褪せて、増改築の際に無断で処分されてしまった。最近は長期休暇中に1000ピースがやっとだ。暇がないのと視力が衰えたのがその理由。

 巣ごもり消費が流行っているせいか、ステイ・ホームで時間に「余裕」ができたのか、ネットで売られる中古パズルも品薄状態(新品は普通に買える)。愛好家は意外と多いようだ。朝日祭が中止になって「Puzzle Café」出店計画も霧散した。使用するはずだったパズル、さあどうしよう。コロナ禍の、秋の夜長のステイ・ホームを、パズルで楽しみませんか。

【昨年の朝日祭で使用したジグソーパズルを5名にプレゼントします。詳細は10月7日配信の「フォーラム読者プレゼント(第2弾)」記事をご覧ください。プレゼント応募コード:8888】

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