経営学部4年 田中花苗
6月13日に中垣ゼミ4年生で、愛知県岡崎市にあるまるや八丁味噌とカクキュー八丁味噌へ、工場見学に行きました。現地へ電車で集合し、まるや八丁味噌工場から先に見学をしました。私自身味噌工場を見学するのは初めてでした。
中に入ると、ひんやり冷たい空気を感じ、ほのかに味噌の香りがしました。とても大きな味噌桶に天高く積み上げられた重石には驚きました。大小ある重石が綺麗に積み上げられているのです。聞くと、職人さんが丁寧に積み上げているとのことでした。さらに巨大な味噌桶にも、江戸時代後期から続く歴史と歳月を感じます。
見学の最後では、みそだれを付けたこんにゃくを試食させていただきました。甘辛いみそだれがこんにゃくと合わさって、とても美味しかったです。やっぱりみそだれといえば東海地区だなあと思います。
まるや八丁味噌の社長さんが直々に、八丁味噌を巡るGI問題について私達に話をしてくださいました。そのことを頭に入れて、店頭に並んでいる八丁味噌を見てみると違いが分かるようになりました。詳しくは調べてみた方が良いかと思いますが、この問題について、早く解決してほしいと願っています。
続いて昼食は、食事処 休右衛門というところへ行きました。やはりここまで来たのなら味噌カツ定食だろう、と私含むゼミ生の皆、味噌カツ定食を注文していました。ベトナムの留学生は味噌が苦手な様子でしたが、国が違えば文化や食の好みも違うので、無理せずに、自分にあったものを気にせず食べるのが1番だと思います。
昼食をとった後は、カクキュー八丁味噌へ工場見学に行きました。カクキュー八丁味噌では、まるや八丁味噌と味噌の作り方は同じでしたが、蔵の所々にオブジェが置いてあったり、お土産コーナーでは「しょこりゃあて」という、チョコと味噌をミックスさせたガトーショコラ風のお菓子が販売されていたりと、独自の商品が置かれていました。
八丁味噌を作る過程や、それを巡る問題などを知って、勉強になりました。また工場見学や昼食の時間は、日本の学生と留学生との仲も深まり、とても楽しい一日となりました。
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