経営学部経営学科3年 森彩寧
関の工場参観日で、(株)杉山製作所と丸章工業(株)を見学した。
杉山製作所は、もともと自動車部品などを製造していた工場である。
今はその技術を生かし職人が鉄家具を製作している。工場では、職人の手によって何本もの鉄のパーツが椅子になっていく過程を見学した。職人の技能に加え、美しい製品にするために散りばめられた技術の高さにとても驚いた。
次に見学した丸章工業は刃物を製作している工場である。3つの自社ブランドを持っており、全ての刃物は機械で行う作業と職人が手作業で行う作業の2つから作られている。機械によって作られた、ベースとなる部品に職人が手を加え、切れ味の良いナイフに変わっていく瞬間は目を見張るものであった。
どちらの工場にも共通している点は、職人の技が自社製品を支えている点である。誇るべき技であると同時に、依存しすぎることは危ういと感じた。職人技を安定して継承していくための努力が必要であると考える。
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