本日、朝日大学経営学部に入学された皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。本学理事長の宮田淳先生ならびに学長の大友克之先生をはじめとする諸先生方・職員の方々とともに、皆さんの入学を心よりお祝い申し上げます。同時に、これまでの皆さんのご努力に敬意を表しますとともに、皆さんを支えてこられたご家族や関係者の皆様にお祝いを申し上げます。
皆さんの夢は何ですか?この中には、すでに具体的な夢を持っている人もいれば、夢を探している人もいるかと思います。大学を創立した人、あるいはこれにかかわった人達にも夢があり、すべての私立大学には、この夢をうたいあげた「建学の精神」があります。
本学の建学の精神は、お手元の式次第に記してあるように「国際未来社会を切り開く社会性と創造性、そして、人類普遍の人間的知性に富む人間を育成する」です。これを読み解く際のキーは、入学後、直接、宮田理事長・大友学長よりお教えをたまわる機会もあるかとは思いますが、「われわれは常に未来社会からの挑戦を受けている」との考え方です。この考え方は、今日の状況をふまえたとき、「現在、人類は、新型コロナウィルス感染症の拡大により、まさに未曽有の危機にあるが、これこそが未来社会からの挑戦に他ならない。未来社会の人々は、この危機的な状況がどのように克服されるかによって自らの運命が決せられるがゆえに、われわれの動向を注視している。」と平易に説くこともできるのではないかと思います。
経営学部にあっては、35年前の開設時より一貫して、建学の精神に則った、理論を基礎として実践を学ぶ中で、激変する国際社会に即応する力も、適応していく力をも、身につけられるという独特のカリキュラムが組まれています。新入生の皆さんに対しては、前年までのカリキュラムから一段ギアを上げた形、具体的には、各種資格・試験等の取得やスコアなどにより学習成果の見える化を図った新カリキュラムが用意されています。本学部における4年間の学びを通じて、どのような危機的な状況に置かれても、これに果敢に挑戦し、未来を切り開いていく力が、皆さんに備わっていくものと確信しております。
おそらく人類は、皆さんが卒業する頃には、新型コロナウィルスを克服していることでしょう。しかし、このような未来からの挑戦に終わりはありません。4年後、心身ともに、たくましく成長した皆さんが、未来からの挑戦を受けるために、自信をもって実社会に羽ばたいていく姿を見ることを楽しみにしています。
2020年4月2日
経営学部長 小畠信史
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