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【シリーズ企画】『言語を学ぶ』〔1〕なぜrestaurantは「レストラン」なのか(中垣勝臣)

経営学部 中垣勝臣

 中学生になって英語を学び始めたころ、覚えにくい単語の一つがrestaurant(カタカナ英語だと最後のtを発音してレストラン“ト”になる)だった。文字数が多いというのもあるが、とにかく中学生の私にはレストランはレスタウラントだった。

 大学生になってフランス語を学習したとき、この謎は氷解した。そもそもこの単語はフランス語が英語化したものなので、フランス語の発音を少し説明しよう。reはルと発音するが後ろに子音が二つ続くとレと発音する。auはオと発音する。フランス人に「好きな自動車メーカーは何?」と聞いてオーディと答えたら、それはドイツ車Audi(アウディ)のことだ。また、語尾の子音tは発音しないことが多い。このようにフランス語式に読むと、restaurantはレストランである。

 フランス語から英語になった単語はほかにもある。例えばgourmet(カタカナ英語でグルメイ、日本語だとグルメ)もそうである。これもouはウと発音する(基本的にフランス語に二重母音はない)。そして語尾のtは発音しない。grand prix(グランプリ)もグランド・プリックスではなく、フランス式に語尾のdとxは発音しない。coup d’etat(クーデイター、日本語でクーデター)も英語化しているが、語尾のpとtは発音せず、ouの発音はウだ。

 center(センター)はイギリス英語ではcentreと綴ることがある。これも中学生の私には難解だったが、今では何のことはない、フランス語と同じ綴りなのだ(カタカナ仏語ではサントルと発音)。英語は多くの単語をフランス語(ラテン語)から取り入れているが、そうした知識が少しあれば、難解な英単語も覚えやすくなるだろう。私の中学の英語の成績ももう少しよかったと思う…。だが、学生のみなさんはまだ遅くない。YouTubeでちょっとフランス語でもかじってみてはどうだろう。

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