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【シリーズ企画】『会計を学ぶ』〔1〕資格取得について(刘 智弘)

経営学科1年 刘 智弘

 私は在日外国人で、県立岐阜商業高校の国際コミュニケーション科出身です。

 高校の時に、英語によるコミュニケーション力とビジネスの基礎知識や技能を身につけるため、授業の一環として英語、商業に関する検定試験を受験しました。今は実用英語技能検定準1級、中国語検定準1級と日商簿記検定2級などの資格を持っています。また、全国商業高等学校協会が主催する検定試験の5種目に合格することができました。

 最初は、資格を取得したい気持ちはこれっぽっちもなかったです。資格の取得状況は学業成績に関わっていて、合格しないと面倒なことになるのが嫌だったので、ギリギリ合格できるぐらいの最低限の勉強しかやっていませんでした。こういう最低限の勉強というのは、用語の意味を深堀りせず、全部詰め込んで暗記することです。結果として資格を取ることはできましたが、基礎知識や技能を一切身につけていませんでした。

 そこで、私の「ダンケルクの戦い」ともいえる事件が起きました。全国商業高等学校協会主催簿記検定2級に不合格だったのです。かなりやさしい出題でしたが、簿記に対しての理解が不十分だったので、ギリギリで落ちました。このような失敗を繰り返さないために、自分を見つめ直しました。以前のようなやり方で資格をいくら取っても意味はない。自分の、資格を取ることを目的とする考えは大きく間違っていたと気づき、知識を学ぶ、自分のものにすることこそ重要であると思いました。それからの勉強においては、全部記憶力に任せるのではなく、細部まで理解した上で進めていきました。簿記検定の落第のおかげで自分の力不足を認識することができ、さらに難しい検定試験へ挑戦することができました。

 今は本学の会計研究部に所属しており、公認会計士を目指してがんばっていきたいと思っています。

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