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メッセナゴヤ 見学レポート(経営学部3年 奥平聖崇)

 11月16日に開催された『メッセナゴヤ』を見学した。メッセナゴヤの企業研究会、交流会は、企業同士の情報交換のほかにも学生と企業のマッチングができ、私たちも新しい知識を増やすいい機会であった。今回のイベントで私は「豊田合成株式会社」と「トヨタ自動車株式会社」について理解を深めることができた。

 豊田合成は、主にトヨタ自動車やスズキ株式会社などの自動車メーカーに、自動車のパーツ等を製造、販売している会社である。設立は1949年、資本金は280億円であり、トヨタグループの一社である。自動車のゴム部品やミリ波レーダー、発光ダイオードを透過させるイリジウムの開発も行っている。

 またエアバッグの開発にも力を入れており、フロントエアバッグやサイドエアバッグ等従来のエアバッグのほかに、「シートクッションエアバッグ」と呼ばれるシートベルトより展開するエアバッグも開発している。これは全自動運転を想定して、膝頭の衝突を防ぐというものである。このように豊田合成ではただ自動車パーツを製造するのではなく、未来を見据え、適応する能力が高い企業だと考察した。

 次にトヨタ自動車では、水素を燃料にして動く「MIRAI」が展示されており、水素自動車の今後について伺った。そもそも「MIRAI」という車は2014年に初代が発売されており、実に8年が経とうとしている。2代目はレクサスのLSがベースになっており、大型セダンの高級路線であると言える。航続距離は約700㎞で、実はガソリンより水素の方が安いといった裏話を伺った。

 水素自動車が普及しない理由として、水素ステーションが少ないことや機関が大きく、大型車になってしまうことなどが挙げられるが、近い将来に改善していくと伺った。このようにトヨタ自動車では、次世代の車として水素自動車の普及を目指していることがわかった。

 今回のメッセナゴヤでは、知らない企業を知ることもできたし、興味のある企業について深く知ることもできたので、有意義な時間を過ごすことができた。

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